この楽団も今年は3年目を迎えます。メンバーの年齢やキャリアや個々の成長の速度など様々で、全員で同じステージに立って同じことをするのは難しいです。ただ、アンサンブルなのでその子に合うアレンジでメロディやバックグラウンドでの演奏など工夫すれば良い状態にできる、と試行錯誤しています。
バイオリンを弾かせようとすると、自分ができること以上のことを要求された子はストレスを感じてしまい、逆にこちらも成果が上がらないことに焦りを感じます。そんなとき忘れないようにしたいのが「何があっても子供に罪はない」です。
簡単な伴奏アレンジを考えて、音符は読ませず簡素な記号で覚えてもらい、パターンを決めてシンプルな反復にする、というところまで準備しました。いざチャレンジしてもらおうと思うものの、弾かせようとしたら大きな負担をかけてしまいます。そこでまずは曲を覚えてもらうのと楽譜を目で追えるようになってもらうために曲を聴きながら拍と小節を指差して数えてもらうことにしました。その上で、数字や記号を見ながら一緒に演奏してもらうのが狙いです。
幼児はリズムを感じるのが好きなので、夢中になって数えてくれました。見ていると、メロディは覚えているようです。もう少し慣れてもらったら、バイオリンを持って一緒に演奏できるようになれたらと思います。
2月16日(日)に北前公民館のふれあいマーケットに出演します!
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